Fig.1 Xcode4.0.2の起動画面 |
さてApple社の提供するMac用のMacOSXや、iPhoneやiPad用のiOS上で動作するアプリケーションソフトを開発するには、同社の提供する統合開発環境(IDE)であるXcodeを使用します。3/9にこれまでのXcode3.2.6に代りXcode4.0がリリースされ、現在マイナーアップデートされた4.0.2が入手できます。
従来バージョンのXcode3.2.6は、現在も無償でAppleのサイトからダウンロードが可能です。新バージョンのXcode4は、有償のデベロッパー(Developer Programs)会員は無料ダウンロードできますが、私のように無償登録会員に対しては600円の有料アプリとなっていしまいました。有償とはいえXcode4って10GBを超える巨大プログラム群ですから、600円で手に入るということはいいことだと思います。で、"App Store"からダウンロードしてしまいました。
中身はメジャーバージョンアップのため、従来バージョンと比べかなり趣が異なります。細部に渡って相違点は多数あると思いますが私には解説不可能ですので、素人目に見ても判る違いを記します。従来バージョンまでは主にコード入力を行う"Xcode"と、GUIを構築する"Interface Builder"の二つのアプリを行ったり来たりしてアプリ開発を行っていました。Xcode4でこの二つが完全に統合されていて、ひとつのウィンドウ上で表示のみを切り替えてアプリ開発を行う点だと思います。またちょいとひっかかったのは、コード編集中にもコンパイルが平行して始まることで、私はPreferences → General → Enable Live Issues のチェックをはずしてリアルタイムのコンパイルを停止させました。ついでに現状ではXcode4は英語表記です。
そんな訳で、入手はしてみたもののしばらくは使い慣れた従来バージョンも併用したいと思うニーズは、本格的なプログラマを中心に大きいと思います。4.0.2ではダウンロード後インストールアプリを起動すると新バージョンは"Developer"フォルダーにインストールされ、従来バージョンは"Developre-old"フォルダーに自動的に移動されます。アイコンが同じなのでややこしいですが、どちらも問題なく起動します。プロジェクトも読み込むことは出来ますが、最終的には使い分けた方が良さそうです。
また従来バージョンを使用中に".xib"ファイルをダブルクリックすると、本来は"Interface Builder"が起動しなければならないのですが、"Xcode4.0.2"が起動してしまう場合があります。この場合は該当する".xib"のパスタイプがFig.2のようになっているので、Fig.3のように変更すると修正できます。該当する".xib"ファイルを右クリックして「情報を見る」ウィンドウで変更できます。
Fig.2 |
Fig.3 |
1 件のコメント:
ちなみに本日5/5に、iOS4.3.3が公開されました。キャッシュの解放が改良点らしいです。確かに私のiPhone4のシステムメモリーの空き容量が、残りわずか状態になりにくくなって、改善されたような気がします。
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